参考書籍
「ガンを抑制する イカ墨の謎」
ハート出版《ふるさと文庫》
従来、イカスミはそのほとんどを「黒い未知の物質」として、廃棄されていました。
が、1990年に青森県の佐々木甚一先生他の共同研究により「イカスミに抗腫瘍作用がある物質が含まれる」と各種学会で発表されました。
さあ、それからがたいへん!
腫瘍の研究が専門の佐々木先生の実験は、
マウスの腹腔内にがん細胞を注入し、それから2日後、4日後、6日後にイカスミから精製した「ムコ多糖ペプチド複合体」を注射し、ガンの治療を行うものです。
同じ条件でガンを植えつけて治療しなかったマウス5匹は、2〜3週間でガンが増殖しすべて死にました。
対して、イカスミの「ムコ多糖ペプチド複合体」を注射した5匹のうち4匹が生き延び、残り1匹についても約3週間の延命効果がありました。生き延びたマウスは3ヶ月過ぎてもピンピンピンでガンの再発は見られませんでした。
このことは、体内のがん細胞が死んで、ガンが治癒したことを意味しています。
この実験を3回行いましたが、毎回3〜4匹のガンが治り、治癒率は6〜8割。
さらに「ムコ多糖ペプチド複合体」を増量して同じ実験を行いましたが、当然ガンは治り、ガンへの効果は間違いないだろうとの結論に達しました。
実験によって効果は立証されましたが、何故効くのかはまだよく分かっていません。
しかし、イカスミの「ムコ多糖ペプチド複合体」が、直接がん細胞に作用しているのではないことは
わかっています。
つまり、生体に本来そなわっている防御機構に間接的に働きかけ、免疫システムにかかわる細胞を活性化し、その細胞がガン細胞を攻撃、排除するものと思われます。
マウスの実験では、ただ単に「脂を除いたイカスミそのもの」でも、免疫を増強する効果のあることがわかってきています。
※イカ墨−がん予防効果に関節炎の改善も http://www.yukan-fuji.com/archives/2004/12/post_1018.html
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